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2020.02.17お知らせ
大人の工場見学

工場見学を行いました。
今回は南都銀行 大阪中央営業所 ご一行様です。

実施内容は次のとおり。
◎千寿亭でのお食事
◎三輪そうめんの歴史を学ぶ
◎工場見学(麺のひきのばし体験あり)

千寿亭にてそうめん料理を楽しんでいただいた後は、素麺工場へ。見学用の服に着替えていただきスタート!

三輪そうめんの歴史、三輪そうめんができる工程を説明させていただき、それぞれの工程別に製造現場をご案内いたしました。

配布の冊子や説明を熱心にご覧いただき、三輪そうめんにまつわる質問が飛び交いました。

Q.普段食べている素麺の状態まで乾燥させるのに、どのくらいの時間がかかりますか?

A.管にかかったそうめんに軽やかな手さばきで風を呼びこむ「箸入れ」という工程で、乾燥の度合いを見ながら麺を引き延ばしていきます。室内の温度も天候や湿度によって調整していき、じっくりと乾燥させること[一晩]。まさに捏ねからおよそ30時間かけ、独特のコシをもつ手延べ三輪そうめんはできあがります。

Q.できあがった三輪そうめんは普段食べている素麺よりも細く感じます。

A.一概にそうめんといえども、細さはさまざま。三輪そうめんの製品には4種の細さがあります。
細いものほど、作りだすことが難しく、等級が高くなります。

神杉(かみすぎ)
120本以上/10g当り
緒環(おだまき)
95本〜105本/10g当り
瑞垣(みずがき)
80本〜95本/10g当り
誉(ほまれ)
70本〜80本/10g当り

●麺のひきのばし体験

工場見学の体験型コーナー「麺のひきのばし」のお時間です。小麦粉と塩と水を合わせて捏ね。細い紐状にのばした麺を、2本の棒に8の字にかけた「カケバ」麺をグッとのばしていただきます。

生地に力をかけ、しっかり休ませる…これを繰りかえすことで、細い細いそうめんへとひきのばすことができるのです。

●箸入れ体験

さらに、箸入れを体験していただきました。「箸」とよばれる長い木の棒2本で麺同士がひっつかないようさばいていきます。笑顔もこぼれ、楽しんでいただけました。

 

実際の現場で、「箸入れ」をご覧いただきました。冷たい風が吹きすさぶ工場内は冷えこみます。

乾燥したそうめんは両端を取り除き、裁断されます。裁断されたそうめんは検品し、50グラムずつに結束していきます。よく見るそうめんの形となりました。

普段は学生さん相手のことが多い工場見学ですが、今回はスーツ姿の方がズラリ…少し珍しい光景「大人の工場見学」でした。最後に記念撮影して終了です。

お越しいただきありがとうございました!

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